痛~い口内炎の原因は「栄養不足」??

みなさんこんにちは。
デンタルサポート株式会社 歯科衛生士の橋田まゆみです。

毎日暑いですね。。
「食欲がなくて・・・」という日が増えてませんか?食欲がない日が続くと栄養バランスが悪くなり、疲れやすくなったり、肌やからだの調子が悪くなったり、ということはないですか?

食事が偏ると思わぬトラブルを招いてしまうことがあります。ということで、今回のキーワードは「栄養不足」です!

1)栄養不足と口内炎

地味に痛い口内炎や口角炎(こうかくえん:くちびるの端が切れたようになる)。お醤油や酢のものがしみて、食事が憂鬱になりますよね。一般的によくできる口内炎はアフタ性口内炎といい、疲れやストレスによる免疫力低下や睡眠不足、栄養不足などが原因と考えられます。

口腔内の細菌が多いと、重症化したり頻発したりすることがあるため、しっかりと歯みがきをすることも大切ですが、 バランスのよい食生活を心がけることも、とても大切です。

では、何を食べれば良いのでしょうか?口内炎は粘膜を整えたり、炎症を抑えるビタミンB2やB6、 そして炎症を抑えて免疫力を高めるビタミンCを積極的に摂ることが良いといわれます。

よく、口内炎には鯖がいい!と聞きますが、

  • ビタミンB2・・・鯖・うなぎ・レバー・乳製品・納豆など
  • ビタミンB6・・・マグロやカツオなど赤身の魚・レバー・キャベツなど
  • ビタミンC・・・いちご・ブロッコリー・パセリなど

に多く含まれます。これらのビタミンは水溶性で、たくさん摂っても体外に排出されるため、 摂りすぎの心配はありません。

普段から粘膜を強くし、炎症を抑える効果のある栄養素として 食事に取り入れるようにすると、口内炎にもなりにくいかもしれませんね。

2)過ぎたるは及ばざるがごとし・・・

日本人が慢性的に栄養不足といわれる「亜鉛」。 牡蠣や牛肉・豚肉・ワカメなどに多く含まれます。

一日に必要な摂取量を食品だけで摂るのは、なかなか大変です。そこで、手っ取り早く栄養補給ができるのがサプリメントです。

栄養素には水溶性と脂溶性や不溶性のものがあり、水溶性は摂りすぎると体外に排出されるのに比べ、脂溶性や不溶性はすべてが体内に吸収されるわけではなくても、摂りすぎると体内に蓄積され、過剰摂取になる場合があります。

亜鉛を摂りすぎると、貧血になったり、銅の吸収を阻害し、銅欠乏症を引き起こすことがあります。逆に亜鉛が不足すると、免疫機能低下や皮膚障害、脱毛、味覚障害などを引き起こすことがあります。 舌のお掃除をしても、味を感じにくいと感じたら、亜鉛不足かもしれません。

長期間の偏った食事や、適量以上のサプリメント摂取は、過剰摂取に繋がります。栄養のバランスというと、栄養不足に意識が向きがちですが、栄養の過剰摂取にも気をつけたいところです。特に脂質は、あっという間に一日必要摂取量を越えてしまうので、ご注意を!

※サプリメント等については、あくまでも参考とお考えください。体調が悪い、気になることがあるといった場合は医師に相談するようにしましょう。