目的別「歯科検診の選び方!」3つのかたちとそのメリット・デメリットとは
皆さんこんにちは、
デンタルサポート企業歯科検診担当です。
ここ数年、企業や健保の皆さまより新たに歯科検診を始めたいとご連絡いただくことが目に見えて増えてきたように感じています。
その際、歯科検診を始めようと考えたきっかけについてお聞きしますと、以下のような理由でした。
- お口の環境が悪化しているが、歯科受診していない方が多い。
- 最近テレビや本で、歯周病と全身疾患の関係が取り上げられ、 会社として必要と感じたから。
- 医療費全体に占める歯科の割合が想像以上に大きく対策が必要になったため。
歯科検診実施の目的の変化
以前はどちらかといいますと、歯周病予防や全身疾患への関連性というよりは、むし歯予防や福利厚生として歯科検診を実施することが多かったかと思います。
最近は、さらに一歩踏み込んだ、口を病気の入り口として予防のポイントとらえ、健康づくりの一環としての歯科検診を実施される企業が多くなったように感じています。
歯科検診の3つの実施形態
そこでよくいただく質問としては、歯科検診の形態にはどのようなものがあって、どんなチェックポイントで選んだらよいのかよくわからないというものですがあります。
そこで今回は、歯科検診にはどのような形態があって、それぞれの企業の目的ごとに最適な歯科検診の選び方についてみていきたいと思います。
歯科検診2つの形態
- 通院型・・・各個人があらかじめ指定された歯科医院に予約の上、歯科検診にて受診するかたち
- 巡回型・・・事業所や事業所近隣の会場にて、決まった日時で受診するかたち
さらに「巡回型」は2つの型に分かれる
- 巡回型【実施内容充実型】・・・歯科医師の歯科検診のみならず、歯科衛生士の衛生指導、歯石除去まで実施するもの
- 巡回型【受診率・スピード重視型】・・・歯科医師の歯科検診に内容を絞り、大勢の受診が可能なもの
歯科検診、型ごとの特徴
それでは、それぞれのかたちごとに特徴やメリット・デメリットなどをチェックしてみましょう。
通院型
特徴
- 全国の提携歯科医院にて受診が可能。
- 個々人にて予約・受診を行う。
メリット
- 個々人の都合に合わせた日時で受診が可能(個人での予約が必要)
- 1人から受診が可能。
- コストが安い。
- 所見がある場合、そのまま歯科治療が可能。
デメリット
- 日程が決まっていないため、受診率は非常に低い(0.1〜3%)。
- 全社的な受診結果統計を取ることが困難。
- 所見がある場合、検診のみで終了せず治療が始まる(メリットでもある)。
巡回型【実施内容充実型】
特徴
- 事業所内や近隣の会場で受診が可能。
- 歯科医師のむし歯・歯周病判定に加え、歯科衛生士の衛生指導・歯垢除去等まで行う。
メリット
- しっかりと時間をかけて歯科医師・歯科衛生士両方の専門職の指導が受けられる。
- 部分的ではあるが、実際に歯石除去による変化を感じてもらえるため、受診者の満足度が高い。
デメリット
- 検診にかかる時間が長い(15〜20分)
- 検診日程が特定の日時に限られる。
- 受診率は、巡回型【実施内容充実型】に比べると上がり辛い(10〜40%)
巡回型【受診率・スピード重視型】
特徴
- 事業所内や近隣の会場で受診が可能。
- 歯科医師のむし歯・歯周病判定に内容を絞って実施する。
メリット
- 歯科医師の判定に実施内容を絞ることで、短時間(1~2分)で実施できる。
- また短時間で実施できるため、定期健康診断と同時に実施でき、受診率向上が格段に向上(80~100%)する。
- 巡回型【実施内容充実型】に比べ、コストを抑えられる
デメリット
- 短時間で実施するため、十分時間をかけた指導とはなりにくい。
- 歯科衛生士のアプローチができない。
あなたの会社の目的別最適歯科検診はこちら!
それでは、あなたの企業の目的ごとに最適な歯科検診のかたちを見ていきましょう。
- 年間を通して受診可能な体制をつくりたい。
- 福利厚生の一環として、歯科検診が受診可能な形としたい。
- とにかくコスト重視!
→そんな企業様には「通院型」がおすすめ!
- 時間がかかっても受診者の満足度を上げる歯科検診をやりたい
- 年一回でもお口の健康をしっかりチェックして、磨き方の指導できる状況をつくりたい。
- 歯石除去まで実施することで変化を知ってもらい、お口のケアの大切さを伝えたい。
→そんな企業様には「巡回型【実施内容充実型】」がおすすめ!
- なるべく検診にかかる時間を短くして稼働への影響を小さくしたい。
- 早期治療推進や医療費削減のために、受診率を上げたい。
- 全社での結果統計をとって、健康施策策定に活かしたい。
→そんな企業様には「巡回型【受診率・スピード重視型】」がおすすめ
デンタルサポートの歯科検診では、巡回型で【実施内容充実型】、【受診率・スピード重視型】両方のご要望にお応えできる体制を整えています。 よろしければぜひご利用ください。