認知症予防!それは“睡眠”そして“歯周病菌??”

こんにちは!
デンタルサポート歯科衛生士の橋田まゆみです。

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言で、日常生活にも大変な影響を受けたことだと思います。

非日常は心身共に疲れてしまいますよね。疲れた時に必要なのは栄養と休養。
しっかりと眠ることは私たちのからだにたくさんのメリットをもたらします。
ということで、今回のキーワードは「睡眠」です。

1)睡眠とアルツハイマー型認知症

認知症にはいろいろな種類がありますが、割合が一番多いのがアルツハイマー型認知症です。脳にたんぱく質が溜まるアルツハイマー病が原因ですが、予防が不可能ともいわれています。

お口の中の細菌、歯周病菌が出す毒素が、アルツハイマー病の原因になるたんぱく質(アミロイドβ)を脳に溜める手助けをすることが分かっています。
ということは、歯周病の予防・治療をすることにより、アルツハイマー型認知症の予防に繋がるとも言えますね。

もう一つ、睡眠不足との関係も興味深いところです。
からだが睡眠をとりたいと思っていなくても、脳は睡眠を欲しています。
睡眠は脳を掃除している時間と考えられ、その時間が不足すると、老廃物や有害物質の洗い流しが行えなくなります。
そうなると、この蓄積した有害物質がアルツハイマーと関係があるため、睡眠不足もアルツハイマー型認知症を引き起こしてしまう可能性があります。

睡眠を考える時、「時間」と同様に「質」についても、とても気になるところですが、
アルツハイマー型認知症との関係が分かっているのは、「睡眠時間」で、「睡眠の質」との関係は不明です。

日本人の睡眠時間は世界でもとても短いレベルにあります。
とりあえず、睡眠時間を確保し、しっかりと眠るようにしましょう。
睡眠の前には歯磨きも忘れずに!

2)睡眠不足の影響

自分の睡眠時間が足りているかどうか、考えたことがありますか?

  • 運転中、信号待ちなどでよく眠くなることがある
  • 昼食後や乗り物に乗っているとき、ウトウト眠くなる
  • 布団に入るとすぐに寝てしまう

例えば、上記のようなことがあれば、睡眠不足が考えられます。

布団に入ってすぐに寝てしまう場合、入眠ではなく気絶だと聞いた事があり、とてもびっくりしたことがあります。
睡眠不足になると、先に書いたアルツハイマー型認知症誘発の可能性だけではなく、免疫力の低下、ホルモンバランスの崩れ、食欲増進による肥満のリスクアップなど、さまざまな影響が出ます。
また気力、体力、思考能力の低下などにも繋がり、脳細胞の自己破壊を起こしてしまいます。

寝不足だからと週末に寝過ぎてしまうと、人工的な時差ぼけの状態が起き、体調を崩す原因になってしまいますので、せいぜい2~3時間増に留めましょう。
早寝は心の病気のリスクを下げ、昼寝は長寿の秘訣ともいわれます。

睡眠時無呼吸症候群や歯ぎしりなども、大切な睡眠の妨げになります。
気になる場合は専門外来や歯科医院を受診することをお薦めします。
帰宅後は、ゆったりとした食事、団らんや入浴などでスローダウンし、より良い睡眠に繋げるようにしましょう。

今回のキーワード「睡眠」。

ナポレオンやエジソンは3~4時間しか寝なかったという話や
武井壮さんは2時間しか寝ないショートスリーパーだという話は有名ですよね。
短時間しか寝なくても活動できると、いろんなことができていいなと思います。
ところで、「三年寝太郎」という昔話をご存知ですか?
子どもの頃、読んだときには寝太郎がうらやましかったのですが、
大人になって読むと、いろいろと考えさせられてしまいます。是非!!

読み聞かせ 「三年寝太郎」