【今日の歯科ネタ!】~お口の乾燥にご注意!~
Vol.3 お口の乾燥にご注意!
こんにちは
歯科衛生士の城 明妙(しろ あけみ)です。
保健事業のご担当者様、人事・労務のご担当者様に、歯科の健康情報を発信する際のお役立ち情報を、お届けいたします。
お口の乾燥で細菌が増える
お口の細菌が増える要因のひとつでもある、「お口の乾燥」は、特に冬から春にかけて、空気が乾燥するために起きやすくなります。
「お口の乾燥」は徐々に起きるので、自分自身では気づきにくいことが多いです。
お口の乾燥がひどくなると、以下のような問題につながります。
- 口内炎ができやすくなる
- むせやすくなる
- 味がわかりにくくなる
- しゃべりにくい
- 舌が汚れる
特に高齢者は、平均5~6種類のお薬を飲んでおり、その副反応で、唾液の分泌低下が起きやすくなります。
水分補給と共に、唾液の分泌を促すようにしましょう
唾液の分泌促進方法
- よく噛んで食べる
- 舌を動かす
- 唾液腺の刺激(舌下腺の刺激)
※舌の位置が下がると、唾液の分泌も低下しやすくなります。
唾液中のIgAという成分には、お口に侵入してきたウィルスなどを、見つけて、囲んで、洗い流す働きもあります。
口腔体操などを普段の生活に取り入れて、唾液の分泌を促しましょう。