【今日の保健指導ネタ!】「ワニは生涯2000本の歯が生え変わる」
こんにちは。
歯科衛生士の城 明妙(しろ あけみ)です。
今日はちょっと趣向を変えて、保健事業のご担当者様、人事・労務のご担当者様向けに、「ちょっと使える保健指導」をテーマにお送りしたいと思います。
ワニは生涯2000本の歯が生え変わる
「ワニの歯」の話題です!
ワニの歯の数は約80本。
哺乳類ではないため、人間のように食べ物をすり潰すことができる歯がありません。
他の動物のように噛むための歯ではなく、一旦捕まえた動物が離れぬように押さえておくためのもので、歯並びは交互になっています。
1本1本が常に3本くらいの歯を重ねた状態になっているのも特徴です。
折れたり抜けたりすると、次の歯が押し出されてくるようになっています。
ワニの歯は一生の間に、20回以上も生え変わります。
ワニの歯は80本とされているので、生涯のうちに生える歯は2000本にもなります!
常に尖った新しい歯を備えることが、捕まえた獲物を離さず飲み込むという捕食の形態をとるワニにとっては、生きる上でとても大事なことなのです。
人生を豊かにするために必要な口の力
人間の歯はワニのように生え変わることがありませんが、さまざまなものを食べて味わえるように力が備わっています。
人間には頬の筋肉があり、ワニには、頬がありませんよね!
そこで、咀嚼できるか、できないかの差が出ています。
人間は、生きるために食べるのはもちろんですが、食べることを楽しみ、家族や仲間と一緒に食事をして、コミュニケーションを図ることで、心が豊かになります。
食べものを想像し、調理することを楽しむこともでき、それを仕事にすることもできます。
ちなみにあなたは「人生最後の日、誰とどこで何を食べますか?」と聞かれたら何と答えますか?
やはり、「誰と何を食べるか」が、とても大切ですね!
人生を豊かにするために必要な口の力と歯を、しっかり守っていきましょう!